小さなことにも歴史あり

本日は晴天に恵まれ、農作業日和となりました

今日の作業は稲の箱苗作り
他所様では、かなり機械化(もしくは分業化)が進んでいるらしく
私のところでするような作業というのは、だいぶ減ってきているそうですが
うちでは相変わらずの手作業主体です

それでも、こまごました道具の買い足しや、作業の変化が積み重なり
50年以上かけて現在のスタイルになっています

ところで、米作りの全工程というのは、実はあまり知られていないのでは?
ちょっとしたところに、工夫と進歩がちりばめられており
初めての人が見たら、けっこう楽しいかも

今日は作業しながら、
古きを偲んでの昔話にも、花が咲きました

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3年ほど前に、やはりこの苗作りの作業をしていたところ、
近所のおばあちゃんがふらっと尋ねてきて、

「おらさも蒔かせでけろ」(私にも種蒔きをさせてください、の意)

と、飛び入りで参加してきたことがありました
もちろん、お手伝いというのは方便で、雑談をしたくて来たのです(^^)

なんでも、そちらのお宅では作業が機械化されていて
しかもお嫁さんの主導で作業をしているので
おばあちゃんの出る幕がなくなってしまったということだそうで・・・

長年続けてきた季節の作業ができないというのは
やはり寂しいものだと思います

私の両親も、毎日文句を言いながら
それでも田畑を維持しているのは
損得だけでは割り切れないものがあるからだと思います

 

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