盛岡へ出張に行ってきました
･････ヨコハマじゃなくてすみません

初日は曇天、
往路は雨の中の道行きとなりました

普段とは違い３日ほどの滞在期間があり
仕事のおわったあとは、市内をうろうろと徘徊したりして
久しぶりに街の明かりを堪能いたしました
たまには、たくさんの人の息吹を感じるのもいいものです

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２日目の朝、いつもどおりに目が覚めました
せっかくの朝の時間なので「御子田の朝市」を見学することに

平日ということもあり、人の出はほどほど
そのぶん、ゆったりのんびりと見て回ることができます

最近では、市場・朝市の名前をかぶった観光物産センター
みたいなものばかり増えてしまって、がっかりすることも多いのですが
ここ御子田の朝市は、うれしいことに本来の朝市の姿を保ち続けていてくれます

朝市は、その土地ごとの人柄と風土が表れます
関西のおばちゃんによる、強引で豪快な売りさばき術も味のある一つのスタイルですが
ここ岩手の場合は、また別の趣があります

じっくり見ると、東北の中でもそれぞれに地域性があるのですが
大きな括りで言うと、謙虚・穏やかといった感じ
基本的にお客任せで、ごてごてしたところの無い
物腰の柔らかい売り口上が美点ですね

商魂たくましくぎらぎらしている人は見当たらず
みんなお客さんや同業者とストーブに当たりながら
お茶を飲んで談笑しています

この、ご近所感というか自然な感じが
地元密着型の朝市のいいところですね

季節柄、地物のきのこを期待して見て回ると･･･
ありますあります!
いろんなきのこが

これは「香茸（コウタケ）」
乾燥させると独特の芳香があり名前の由来になっています
きのこ採りの中でも熟練者でないと見つけることができない
松茸と並ぶ上獲物です
炊き込みご飯にすると美味

ちなみに一箱6,000円也･･･

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さて、見回り始めて5分、来た事を後悔しました

まだ出張2日目････
いま、このタイミングでは買い物ができないのです(T_T)
おいしそうな「なめこ（お味噌汁・大根おろし和えがヨイ）」を横目で見つつ
泣く泣く朝市の会場を後にしましたとさ････

（後日、出張終了後の12日の早朝、岐路に着く前に
もう一度朝市を訪れて、お目当てのなめこほか色々を買うことができました）

2 人のご厚意をいただきました

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とりけし

今日は朝からしとしとと雨が降っております
明日からの出張にむけて、こまごまとした準備などしつつ･･･
今日は、まったりのんびりモードです

雨音が好きなわたしは
敢えて窓を大きく開けて、心地よい音を招きいれながら
ピアノとサックスのジャズ音楽を(遠くから聞こえる程度に)流したり、コーヒーを飲んだり

自営業の唯一の特権ともいえる、
自由な時間を過ごしております

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旅に出たい
大げさなものではなく
どこか、知らない景色を見て歩きたい、と
それなりに思うことがあります

仕事に追われている時には
お金の心配をすることがない代わりに
時間のゆとりが無く

時間のゆとりがあるときには
金銭の遣り繰りに悩まされている･･･と

多かれ少なかれ、誰でもあることなのかもしれませんが
規則的なスケジュールに縛られることがない代わりに
最低限の「守られ」も無いのが、自由の自由たる所以

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いろんな人の若かりし頃の旅行記や自叙伝(?)的なものを読むのが好きで
雑誌の連載などで掲載されていると、つい続けて購入したりします
興が乗って単行本化されるとそれも購入したり

壮年期に入って充実している人達には
共通して、若い頃の「旅の記憶」がありますね
旅というより「冒険」かな？
貧乏ながらも、旅すがら出会う人たちとの交流や
トラブルに巻き込まれながらも、若さと勢いと度胸と根性で切り抜けるなど
漠然とした目的だけで、身一つ鞄一つでどこまでも往く

特に、戦後世代の人たちの旅の記憶は
時代特有の「おおらかさ」と
物質的な「質素さ」が相まって
私には深い共感と憧れを抱かせます

心身ともに充実していた
人生における黄金期とでもいいましょうか

「このひと、いいなぁ」
と好感を抱かせる人には、
例外なく、解放された自由な旅の記憶があるものです

そして、その度に
自分にはそういうの、無いなぁ･･･
と、ちょっと翳ったりします

このところ、仕事が落ち着いており
それでいて、珍しく金銭に汲々していないという
いつもとちがう、このところの事情

「今でしょ!」
と言われるような気がしますけど
なぜか旅立つには腰が重いのです

理由、というか言い訳を考えてみると

端的に言って「充実しそうな感じ」に乏しいのです
いろんな人のいろんな経験に比べて
自分の旅はひどく貧相なものになってしまうのが
目に見えているから、かな

比べることに意味は無いのは、頭では解っているのですが
これは、入ってくる情報量を自分の中で消化し切れていないからでしょうか？
「現代の毒」と私は呼んでいます
旅に出るなら、まず毒抜きが必要です、私の場合

それでも、数少ない実体験の中で
それなりに記憶に残る旅を、一度だけしたことがあります

貧乏性の私は
旅に出る理由(言い訳?)を「仕事のついで」にしました

一度だけ出張で行った事のある、秋田～北陸トリップ
その道程を、もう一度車で辿りながら、大阪まで
その時は「高速道路料金･休日1000円」というものがあったので
それを利用して8日間の旅を計画しました

貧しい私は、どこまで節約できるかが充実度に直結する、
誠に貧乏臭いものではありましたが
その旅路は、今も心に残っています

一つ残念なのは、
仕事を言い訳にしてしまったため、
大阪で仕事を終えた後の帰り道は
目的の無い彷徨となってしまい内容が薄かったことでしょうか

今思うと、ちょっともったいない事をしたように思えます
普段から、興味を持ったこと、見てみたいことを
たくさん貯めておかないと
いざというとき、引き出しの少なさに悲しくなりますね

それでも、新鮮な景色と、旅をしているという実感が
その後の私を支えてくれました

考えるより、動き出すことが充実への近道でしょうかね?

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ちなみに、その時は
岩手～日本海沿岸～大阪～栃木～岩手、という全8日間の行程で
交通費・食費など全費用合わせて4万円を切る、節約尽くしでした

印象的だったのが、意外なほど「飲まなければならない」ということ
季節が夏の入りだったこともあり、ほとんど一時間おきに
自動販売機のPETボトル水で給水が必要だということ
(仕事してると気にならないのですが、運転だけしてると存外に消費が多いのです)

行程初日にして、飲料水の思わぬ出費に「こりゃいかん」と考えさせられました
下手をすると、水だけで一日1000円超えてしまいそうだったので
ディスカウントストアを見つけて、安売りの大型PET２リットルをまとめ買い
以後は節約することができました

一人で運転しながらだったので
写真がなかなか撮れなくて、すこし悔しい思いをしました
旅に写真は欠かせませんね
贅沢ができない分、写真だけはたっぷりと残したいものです

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そういえば
当時、お付き合いしていたひとと、一緒に行きたかったのですが
その時は都合が付かず、道すがら携帯電話とメールで報告しながらの旅となりました
急な出発だったのですが、
彼女は早朝に見送りに出てきてくれ、お弁当を持たせてくれました
大阪まであと少しのところで、携帯のGPSを使って現在地を知らせたのですが
その時電話で聞いた「遠いとこまで行っちゃったね･･･」という言葉が思い出されます

一人旅もいいものですが、
その時はせめて、旅の気持ちを話す相手がほしいものです
旅立ちの腰が重いのはそのせいかも
今の私には、高望みしすぎでしょうかね?

2 人のご厚意をいただきました

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とりけし