○ 木のうつわって難しい?
みのり工房で作っている食器はウレタン塗装を施しており、耐水・耐油・耐酸仕様となっています。
いわゆる「せともの」などと同じように気軽に使えます。
食器洗いは、いつもと同じようにスポンジと中性洗剤で大丈夫です。
○ 漆のうつわって難しい?
みのり工房の漆のうつわは、普段づかいで長く付き合えることを第一に考えております。
これは丈夫さもさることながら、修理のしやすさという点でも考えております。
みのり工房の漆塗りは、いわゆる「拭き漆」という簡単な塗り方の延長でできております。
クリア塗装のものはどうしても修理の跡が残ってしまいますが、漆塗りの場合は
ほとんど新品同様にまで直すことができます。
塗り直しの際は作者本人に直してもらうのが最良ではありますが、
しっかりした漆職人さんならどちらでも直せる塗り方です。
気軽に使って、定期的に塗り直してもらう、そうしたライフサイクルを通して
長持ちするように作っておりますので、まずは思い切って使ってみてください。
電子レンジさえ使わなければ、木の器と同じようにお使いいただけると思います。
○ 気をつけて欲しいこと
・いわゆる「クレンザー」などのように「けんま材」が入っているものは傷を付けてしまいますので使用を避けてください。
・たわしなどの堅いものでは擦らないでください。
・電子レンジでは使えません。(燃えることがあり危険です)
・日光の当たるところに長期間放置しますと木が傷みますので日の当たらないところへ保管してください。
(※木の器は呼吸しております。そのため、長期間使わずにしまったままにしておきますと、カビが生えたり変形したりと、却って器の傷みを進めてしまうことがあります。頂き物など場合、しまったままにせず適度にお使いいただければ幸いです。)
○ カレーライスなど
カレーライスや市販の梅漬けなど「色素を含んだもの」は、ウレタンクリア(白木色)の食器の場合色うつりすることがあります。
※カレー皿用に着色塗装を施したものもお作りできますので、ご検討ください。
また、カレーライスに使うと少し匂いが残ることがあります。カレーライス用の木のうつわは別にした方が良いでしょう。
(※カレー、チャーハン、肉野菜炒めなど味の濃いものは共用でも気になりませんが、お椀などでカレーを食べると、後に味噌汁に使ったときに若干カレー風味に感じることがあります。)
○ うつわの裏のしるしについて・修理について
左から、
【みのり工房オリジナル】 【みのり工房共同開発・道具屋さま】
すべてみのり工房(林郷亨)製作品に入っているマーク
みのり工房の木のうつわの裏には製作者を示す「しるし」が入れてあります。
このしるしは製作者と名前と修理の際の届け先を示すものでもあります。
長くお使いになっていると、塗装がはがれてきたりすることがあります。
また、落として割れてしまったりすることもあります。その場合は、一度みのり工房までご相談ください。
修理の度合いにより費用がかかりますが、捨ててしまう前に一度ご相談いただければ幸いです。
(※割れてしまったものも破片がそろっていれば直せる場合があります。セロテープなどで破片を紛失しないよう固定してお送りください。
※修理の目安として、塗装の剥がれを直す塗り直しの場合、定価の30%程度、割れの修理の場合50%前後)
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