雨と雷

この日は夕方から空模様があやしくなってきました

重い色をした雲が広がり、
とおくからゴロゴロと雷の音が・・・

そのあとしばらくして雨が降り出しました

ちょうど休憩する時間だったので、
軒先に出て雷を鑑賞(^^)

この日の雷は、なんというか、
「美しい」雷でした

目に見える距離にたくさんの落雷が
あまりにきれいだったので
写真に撮ろうと無謀な挑戦を・・・(^^;)

雷の写真は過去何度も挑戦したのですが
一度も上手く撮れたことがなく
この日もろくに準備もせずに
いい加減にシャッターをきっていたのですが・・・

偶然、一枚だけ写りこんでいました
本日の戦利品
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1人のご厚意をいただいております

つばめの宿

今年もつばめの姿が見られるようになりました

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
いえ、別にめずらしいことでもないと思いますが
我が家に限ってはそうじゃないんです

今からさかのぼること七十余年・・・
まだ我が家に厩があった頃のこと
(もちろん私がまだ生まれる以前の話です)

つばめという鳥は人の住む家や家畜の小屋など
必ず人の近くへ営巣する習性があります
そのため、たとえ民家であっても人の気配の無い空き家などには
巣を作ることはありません
これは、カラスなどの敵から身を守るためだとも言われており
つばめの巣のある家は安全であるということから
家の繁栄や商売繁盛の吉兆ともされ昔から大切にされてきた・・・らしいのですが、、、

なんでも当時、うちの本家の先代の主が
馬小屋に巣を作ったつばめが馬に糞をするのを嫌って
巣の下で煙を燻して追い払ってしまったとか
以来、我が家にはつばめが一度も来たことが無かったそうです

にっぽん昔話みたいですね、しかも悪者の側・・・(^^;)

まあ、それが理由かは分からないのですが、
それ以来、本当にただの一度もつばめがうちに来ることは無く
60年ほど経ったある日。

私がこの仕事を始めて独立し、実家の小屋を間借りして
(↑独立じゃないじゃないかというツッコミはごもっともです・・・)
本格的に営業を開始した頃、
何の前触れも無くつばめがうちにやってくるようになったのです!

私もうれしかったのですが、それ以上に祖母が感激しておりました
うちにはつばめなんて来たことがなかった、と
その時に聞いた話が前述の話です
毎日つばめを眺めては、どこかに巣を作ってくれないかなぁ、と思ったものでした。

ところが、いくら待っても巣を作る気配がありません
どうやらこの子達は巣を作るためにやってきた訳ではないようなのです

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1~2羽のこともあれば、多い日には6~7羽
毎日、夕方になると家の周りにやってきて、
日が沈むと玄関先の蛍光灯の上に泊まって夜明かしをして
朝になるとまた飛び去って行くというサイクルを繰り返していました

つまり、寝泊りするためにうちに来ていたのですね(^^;)

巣作りではなく単純な夜明かしのためだけに人家を利用するという習性は
全く知らなかったので、当時は驚きながらもやって来るのを楽しみにしていました

ところが、ここ2~3年は飛来することが無くなり
あこがれの「つばめの巣のある家」は諦めていたのですが、
先日、つばめが帰ってきたのです!!
やったー!! (^^)v

今年は飛来するタイミングも早いですし、
そろそろ営巣を考えてくれても良いのでは?

ところが、今回は妨害が入りました
前回こちらでも紹介した、つがいのすずめ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
にらみを利かせるスズメ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
様子をうかがうツバメ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
両者の位置関係はこんな感じ

どうも、この両者は仲がよろしくないご様子・・・
先に縄張りを作っておいたすずめは新参者のつばめが気に入らないようで
さかんに威嚇しております・・・。
できれば仲良くしていただきたいのですが
にんげんの私には見守ることしかできませんね。

1人のご厚意をいただいております

田舎の情景・初

4日間の仙台出張から帰ってきた次の日の朝、
まったりとお茶を飲んでいた私に母が言いました

子どもの日の祝い方とくらべて母の日のそれのおざなりなことに不満があるそうな。
いや、不満というほどのものではなく、そもそもそれほど意識していなかった
という旨の会話だったのですが。
都会では田舎よりも、このような祝い事やお彼岸の墓参りなどを
きちんとしているような印象を受けます
仙台出張中に私が見た街の人々を思い出し、
都市部では母子で出かけたりすることも珍しくないことを言うと

母「都会は田舎の出身者が多く住んでいるから」

言葉足らずですが、なかなか深いことをおっしゃる
聡いところはあまり無い母ですが、時々本質を鋭く突いてきたりします。

私の親戚筋は都会に出て行った人達も多く、特に若い世代ほどそれは顕著です。
私の同級生などは、多分ほとんど地元に残っていないでしょう。

話の流れで、母の兄弟も都会に出た人が多いのかと尋ねようとして・・・、ハタと気づく。
そういえば、オカンって何人兄弟の何番目やねん???

衝撃でした
30年以上この人の息子でいたのに、

母についての基本情報を全く知らないというこの状況(笑)

母と二人で大爆笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

田舎では封建的な旧い考え方がまだ残っており、いわゆる男系を尊ぶところから、「嫁」になった時点で、生家との関係はほぼ無くなったようなものでした。

そのため、父方の家系や事情についてはよく話題に出ますが、反対に母方の情報というのは意外なほど少ないことも多いです。

そういえば、祖父の兄弟やそれらの事情は知っていますが、祖母についてはあまりしらないということに気づきました。話してみると、母も同様の様子。二人の知る情報をつなぎ合わせると、どうやら9人兄弟ではないかな、という事が分かりました。兄が3人妹が5人(うち、2人は戦争で亡くなっているとか)

祖母の時代は、嫁の行き先というものは「家」と親の事情でほぼすべて決まっているもので、祖母自身も例外なくそのように嫁いできたそうです。

嫁入りが決まった日、どこに行くかも知らされずただ家を出て行かなければならないという状況だけが悲しくて、囲炉裏の隅に隠れて一人泣いていたそうです。
嫁に来てからは、実家に帰ることも殆どなかったそうで、文字通り家系に組み込まれていたのでしょう。

私の思い出で印象深いのは、私が車の免許を取得したばかりの頃。
祖母の妹が入院したので見舞いに行きたいと言い、車で隣街まで乗せていった帰りのこと。

めずらしく、ちょっと寄り道をと祖母の言った行き先は祖母自身の生家でした。
嫁に来てから60年ほども経って、記憶も定かでは無いらしく何度か行ったりきたりしながら目的の家を探しました。
なにしろ突然の訪問だったので、家に誰もいないのではとも思ったのですが、
60代と思しき女性が出てきて中に招いてくれました。
自分達の素性を話すと、よく来てくれましたね、と
にこやかに歓迎してくれたのをおぼえています。
こたつに当たりながら、当時の思い出話をして、仏間の壁に並べられた写真を指差し、

これがおらの兄貴、
これは親父、

と祖母は記憶を確かめるように自分の兄弟を紹介してくれました。

帰り際に祖母は周りを見回し、
景色がすっかり変わって他所に来たみたいだ、
けどこの牛小屋は見覚えがある、とうれしそうにしていました。

祖母が、自身の思いから生家を訪ねたのは、おそらくこれが最初で最期だったと思います。
小さい頃から親が共稼ぎだった私は、祖母に育てられたようなもので、
祖母との思い出は今でも胸を打つものがあります。
私は、この人の生きた記憶を忘れずに伝えていかなければなりません。

押していただけると励みになります

積雪

朝起きたら、一面真っ白・・・

季節外れの雪は毎年のこととはいえ
桜が咲くようになってから
これだけ降るのはさすがにめずらしいです

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
庭の枝垂桜にも雪が
開花までもうちょっとですね

押していただけると励みになります

ひとの流れ

昨年から始まった仙台での出店
会場は昨年に引き続き東北工大様にご協力いただいて
「東北工大一番町ロビー」での開催となりました
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
連休中での開催ということで、
お客さまの入り具合はどうなのかと心配もしましたが
昨年並みにご来場いただきましてほっとしております
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
展示会は8日まで開催しております
みなさまどうぞお誘い合わせのうえ
ご来場よろしくお願いいたします
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後日談、というか感想など

大都市での開催ということで、
いわゆるラッシュ時のような人の入りをちょっと期待していたのですが
実際には、興味のある人がときどき訪れる程度

商店街のモールを歩いてみて分かったのですが
たくさんの人がいても、集まるところはごく局所的
例えば、通りを一本隔てただけで人の流れが全く違うことに驚きました

また、平日は時間ごとにきっちりと人の流れが変わること
朝の通勤時間帯と夕方の帰宅時間帯は、ギャラリーの前を大勢の人が流れて行きます
でも、立ち寄る人はほぼ皆無

いちばん集客率の良いのが、PM3:00~5:00ころ
いわゆる、昼下がりの有閑どきにゆっくりと訪れる方が多いのですね

他の場所での売り出しと比較すると来場者は圧倒的に少ないのですが
そのかわり高倍率がかなり高いといった印象
次回の情報発信の手法に活かしたいと思います

押していただけると励みになります